2004.08.31.
★本日の一枚は、アル・クーパー&シャギー・オーティスの「クーパー・セッション」。R&Bの重鎮、ジョニー・オーティスの息子、シャギー15歳。世の中に紹介したくもなります。でもこれはアルのアルバムだな。キーボードの圧勝。ちょい企画倒れかな?でも好きな盤なんです。★

「スーパー・セッション2」ということで世に問うて、その後のシャギーの人生を狂わせたかもしれない一枚だね。R&Bの世界ではそこそこ活躍もしたみたいだけど、親父さんのバンドでのはなしだし、ロック界からは全く評価されなかったのかも知れないけどね。でもこのアルバム、時代の音、しているんだな。・・・1969年、何かが起ころうとしている音とでも言うのか、不穏な音なんだな。まだまだこの時代の音は探求すべきものがいっぱいありそうだな。

さて、台風だね。少し進路が日本海よりにそれているみたいだけど、凄い風だね。そもそもが私の住んでいるマンションの周辺はビル風が起きていて、いつも風が吹いているから、ここにいたのでは判断できないんだけどね。ただ湿度が異様に高くて気持ち悪い。今日はある業者さんを呼んでデモをお願いしている。悪いことをしてしまった。あまりヒドイ天気じゃなければいいんだけどな・・・。

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昨日、健康診断を受けた。血液検査の結果は後日だけど、一応問題なしとのこと。疑問に感じつつも一安心。あまり長生きしたいとかは考えてはいないけど、健康でいられるに越したことはない。ついでに死ぬときはポックリいければ言うことなし。ただ自分が何者なのか、この世の中で何をしているのか、しっかり考えて見極めてから、がいいな。どうせ人間なんてちっぽけな存在なんだから、あまり死んだ後まで形跡を残したくないとう気もしている。とりあえず体調は回復した。食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、残業だらけの秋、・・・元気にいきたいものである。

2004.08.30.
★本日の一枚は、プリティ・シングスのベスト。ここ数日ヘヴィ・ローテーションです。グリーン・デイの先祖のような音ですが、結構ハマります。「カム・シー・ミー」、とても1966年の曲とは思えません。ちと早すぎたのかな・・・。★

やはりビッグ・ヒットがないせいか、どうしても2流バンドのイメージが拭えない彼らなんだけど、ベストなんぞで聴くと、やっぱ時代の音(当然60年代後半の音)しているし、むしろ70年代先取り的な部分もあって、結構聴けるんだな。上記「カム・シー・ミー」やらと70年代になってからの「コールド・ストーン」あたりがオススメなのかなあ。同時代的に聴いた人たちにとっては、全然違うんだろうけど、まあ時代が変わってから再評価される連中もいるので、人それぞれ、いろんな聴き方ができて当然だろうしね。

さて月曜日、台風が気になるところだけど、また気温は上がるらしい。・・・もういいんだけどな。夏は好きだけど、今年は暑すぎだったな、やっぱ。今週は月も変わる週なので、慎重にいかないとね。


2004.08.29.
★昨日アップの下町音楽夜話は「テリー・ボジオの現在」。読んでみてください。そして本日の一枚は、ジェフ・ベック・ウィズ・テリー・ボジオ&トニー・ハイマスの「ギター・ショップ」。この盤がロックの歴史に記した足跡は巨大です。ベースレスでコンピュータを多用しても、ロックはロックです。★

ホンダがCMで上手く使っていたのが忘れられないんだけど、あれってもう15年くらい前なんだよねえ。ひょえーってなもん。

昨日「BILL WYMAN'S BLUES ODYSSEY」というDVDが安かったので買ってきたのだが、考えてみれば輸入盤だからスーパー(字幕)はない。道理で安いわけだが、これが案外聞き取れる。そういえばローリング・ストーンズだって英国のグループだもんね。これイギリス英語なのね。わりとゆっくりしゃべる人だから尚更。ヘタな英会話教材を見るより全然面白い。でもこういうのって、恐らくワールド・マーケットを意識して、白人さんも黒人さんも、かなり分かり易い言葉でしゃべっているようだから、われわれネイティブでない人種でも楽しめるのかもね。今後は少しこういうの探してみようかな。音楽だけのモノだと、輸入盤でも全然問題ないから、値段は国内盤とあまり違わないんだよな。あれもどうかなあ・・・。国内盤は一生懸命いろんなコンテンツを増やして差別化しているみたいだから、国内盤の方が価値はあると思うけどね。国内盤を発売していないタイトルに限ってのハナシだね、これは。だけどせっかく勉強したんだから、少しはオイシイことないとね。とにかく結構面白い内容だったので、満足、満足。

2004.08.28.
★本日アップの下町音楽夜話は「テリー・ボジオの現在」。読んでみてください。そして、本日の一枚は、ジェフ・ベックの「ライブ・アット・BBキング・ブルース・クラブ」。このライブは本当に凄いです。衰えるどころか、ますます元気なオジサンたちに嬉しくなってしまいます。★

テリー・ボジオは知る人ぞ知るドラマーなんだろう。下町音楽夜話ではあえて触れなかったけど、例えばX JAPANのHIDEのアルバムでも叩いているんだよね。他にはU.K.とかVAIとかいろいろやってはいるみたいだけど、やっぱジェフ・ベックでしょ。まあしばらくはこれで満足できるな。

さてと、ようやく土曜日にたどりついたという感じだね。今週は忙しくはなかったけど、予算要求などで詰めていたので、胃に負担があったかも知れない。結局こちらの望んでいる数字はなかなか作れないもので、見積もりを取る相手も商売だから仕方ないんだけどね。この調子だとこれからの一月ぐらいは相当に苦戦を強いられることになりそうだなあ。・・・トホホだね。

かなり気温が下がって、カラダには負担が少ないはずなのだが、筋トレは思うようにできていないし、こうやって歳とっていくのかねえとか思いつつ、テリー・ボジオの猛烈なドラミングを聴いていると、いやいやという気もするんだけどネエ。世の中には元気なオジサンはいるもので、少しは見習いたいものだね。

わたしゃ元々死に損ないみたいな人生なので、生きているだけでもメッケモンなんだけど、折角だからって体を鍛えてはいたけど、歳とともにそれもシンドくなってきたワケで、あとは、どうすれば満足のできる死に方ができるかなんだろうけどね。相変わらず池田晶子あたりの哲学書なんぞばかり読んでいるものだから、こんなことを考えてしまうけれど、ま、考えておかないと、いざというときに腹くくれないからね。さあ、あとは満足して笑って死ねるように、日々頑張って生きていればいいのだろうけどねえ。案外こういうヤツって長生きしたりもするんだけどね。85歳くらいになって、「70年ぶりに聴いた音源!」とかやってるかもね。・・・ないか・・・。

2004.08.27.
★本日の一枚は、レッド・ツェッペリンの「DVD」。貸してくれと言われて持っていくのですが、その前にチラッと観たら、・・・いいじゃないのさ。音質も凄くよくなっているんだな、これが。ジョン・ボーナムのドラムスはやっぱ凄いしね・・・。★

うーん、久々に聴いたらいいんだなあ。よーく聴いていたものだけに、甦ってくるものも多いけど、どうしても分析聴きしているので、懐かしむのとはちょっと違うんだな。しかしよくぞリリースしてくれました、だよね。

さて金曜日。体調はイマイチだが、何とか仕事は捗っている。それが唯一の救い。ただ土日もやることは多い。しばらくは気が抜けない。

2004.08.26.
★本日の一枚は、ロイ・ヘインズ・ウィズ・フィニアス・ニューボーン・アンド・ポール・チェンバースの「ウィー・スリー」。昨日に続きフィニアスさんをもう一枚。ロイ・ヘインズ名義ですが、まあピアノ・トリオです。昔聴き狂った一枚ですねえ。これNEW JAZZ盤ですが、名盤の陰にヴァン・ゲルダーありですな。★

この辺の音は好きだなあ。ピアノ・トリオでもビル・エヴァンス・トリオとは明らかに違う傾向。それでも、決して黒っぽ過ぎないというか、肉体的というよりはどことなしか知性を感じさせるようなところもあって、ツボにハマるんだな。ただウィントン・マルサリスが言うような黒人文化がどうのとかいうのとは違うけどね。音楽を聴くにあたって、その辺にはあまり拘りたくないなあ。とにかく聴いてて気持ちいい音。そんなところだな。

さてと、少し復活。朝晩涼しくなったので、何とか持ちこたえられそうだな。

2004.08.25.
★本日の一枚は、フィニアス・ニューボーン・ジュニア・トリオの「ザ・ニューボーン・タッチ」。昨日に続いてジュニア・トリオですが、こちらはフィニアスさんです。彼のちょっと知的な雰囲気を漂わせたピアノのタッチが何とも好きです。ベースのリロイ・ヴィネガーもなかなかです。★

ピアノは個性が出そうで意外に出ない楽器かもしれない。もしブラインド・テストでこれ誰だとやられて、この人を当てる自信はマッタクない。でもこのアルバムは結構好きで聴き込んだものなので、ひょっとしたらと思うが、やはり無理だろう。ジャズ・ピアノというものはその程度のものである。勿論ビル・エヴァンスやレッド・ガーランドみたいに個性のある人なら話は別だが、それ以外はほとんど無理なような気もする。まあベースはもっと個性が出にくいかもね。ジャコくらいしか聴きわけられないもんなあ。

今朝は少々調子が悪く起きられなかった。ジンジャーになめ回されながらもベッドから起き上がれないでいたら、さすがに様子が違うことが分かったのか、そばでじっとしていた。案外オバカなふりをしているだけなのかと思いたくなるが、やはりオバカはオバカである。まあ和ませてくれることは事実ではあるが・・・。

2004.08.24.
★本日の一枚は、ウォルター・ビショップ・ジュニア・トリオの「スピーク・ロウ」。この盤、音と雰囲気が好きなんです。決していい録音ではないのですが、柔らかいピアノの音が独特の雰囲気を醸し出しているんです。演奏している曲目も好きなものばかり、愛聴盤です。★

一曲目の「SOMETIMES I'M HAPPY」から始まって、「GREEN DOLPHIN STREET」や「MILESTONES」そして「SPEAK LOW」にいたる流れも妙にツボにハマっているんだな、これが。おっと「ALONE TOGETHER」もあったね。どうしてこんなに好きな曲ばかり集めてくれているんだろうと思ってしまう。だけど、「これが最高の名演だー」というわけではない。やはり「GREEN DOLPHIN STREET」はマイルスやビル・エヴァンスの方が好きだし、「MILESTONES」もオリジナルの方が好きだ。でもこの盤は愛聴盤。全体の雰囲気が他にないものがある。ビル・エヴァンスの「GREEN DOLPHIN STREET」は一曲だけだもんなあ。何と言うか、こう安心して流しておける盤なんだな。

それからジャケット。ジャズのジャケットはタバコが上手く使われていることが多いが、これもその一枚だと思う。私はタバコは大嫌いだけど、絵になることは認める。これ以外には、レイ・ブライアントとか、ハンク・モブレーなんかね。何って言わなくても判る人には判るだろう。

さてと、昨日でパソコン研修の講師が終わったので、今日から落ち着いて自分の仕事に取り掛かれるのだけど、今日は都庁に呼び出されている。現在作りこんでいるJAVA系の申請画面の動作検証なんだけど、もう少しデキのいいものを配布して欲しかったなあというのが正直なところ。かなりムカついている。仕事のクオリティが低いヤツラの作業のせいで、こちらが振り回されるのは腹が立つ。みんな忙しいんだからさあ、いい加減にしてよねーってな感じ。こちらが相当に気を遣わないと非常に楽しくない一日になりそうな予感。

2004.08.23.
★本日の一枚は、タートルズのベスト。「ハッピー・トゥゲザー」一曲なんですが、その一曲が堪らなく魅力的なんです。ラジオ番組のテーマソングに使われていたので、懐かしいと言う方も多いのでは・・・。★

もともとはフォーク・ロック・ブームみたいなものが60年代半ばにあって、ボブ・ディランのカバーが続けてヒットしたんだけど、ブームが去ってしまったら、うまくポップ・コーラス・グループに変身していた、というような人たちですな。リアルタイムでは知らないけど、音楽を聴き始めた頃、ラジオでよくかかってたんだな、これが。「ハッピー・トゥゲザー」っていうラジオ番組もあったような・・・?この辺は記憶が曖昧だなあ。とにかく妙に好きな曲だったなあ。でもルックスがいいグループとかではないよね・・・。

さて月曜日、今週も予定がビッシリ詰まっている。でも少し気温も下がったみたいだし、何とか勢いで行くっきゃないでしょ。

2004.08.22.
★昨日アップの下町音楽夜話は「MR1000」。読んでみてください。そして、本日の一枚は、バッド・カンパニーの2nd「ストレート・シューター」。懐かしや「グッド・ラヴィン・ゴーン・バッド」に「フィール・ライク・メイキン・ラヴ」、大好きな曲です。★

中学生の頃だったんだねー。相当に懐かしいものなんだけど、それでもよーく覚えているなあ。何せ「キャント・ゲット・イナッフ」はドーナツ盤まであるので、当時かなり好きだったんだろうね。聴いてみると、イモヅル式にいろんな記憶が甦ってくるんだな、これが。

さて今日は少しカラダを休めたいところなんだけど、仕事も少し持ち帰っているので、そうも言ってはいられない。まあ、少しは涼しくなったので、カラダへの負荷は小さそうだし、集中力も増してくるでしょ・・・。

2004.08.21.
★本日アップの下町音楽夜話は「MR1000」。読んでみてください。そして、本日の一枚は、バッド・カンパニーのファースト。ミック・ラルフスの演奏は大好きです。プレイヤーの視点からは、日本でさほど評価されない点も含めて、理想的な人です。★

うーん、最近はあまり聴く機会がないバッド・カンパニーだけど、久々聴いてみて、・・・いいねえ。やっぱ、曲がいいやね、この人たちは。ポール・ロジャースがもの凄くメロディ・センスのいい人だけに、ギタリストはつらいけど、カッコエエー的なリフの曲を書くのはミック・ラルフスの方だね。この人のフレーズ、ギターの音だけをとりだすと、曲にならないくらい、何じゃこりゃというものもある。それが他の楽器と一緒に鳴らすとカッコエエ曲に聴こえるんだから、アンサンブルというところに力を発揮する人なのかね?それから、ロックとしてのカッコエエ音というものもよーく知っているようで、ツボを心得ている。この人やっぱ好きだなー。ソロの「テイク・ディス」はホント、イマイチだけどね。

さて、下町音楽夜話本文中に出てくるアマチュア・ミュージシャンとは、他でもないいしじいさんである。楽天日記では有名な人なのかも知れない。昨夜は一緒に飲んだのだが、ホント面白かった。ライブでもそうだったが、楽しんでいるというのが後頭部あたりからモワモワッと出ている。昨日はまだ下町の濃いーメンツを観察半分で飲んでらしたようだが、もうすでに下町探偵団のスタッフに引きずり込まれたも同然だね。あそこで断らなきゃ、残る人生、強制労働だな・・・。まあ、それも楽しい人生だろうけど・・・。

あーあ、いい人だったのにねえ・・・。(プッ)

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久々深川江戸資料館へ行ってきた。ベーゴマのお手伝いで4時間ほど回してきたのだが、もう指が痛い。それでも結構楽しめたので満足。

その後、新しくできたマングローブというアジアンなお店が美味しいということで、カミサンとヴィーナスフォートへ行ってきた。確かに味はよかった。雰囲気もわりとよい方かな。

ま、大幅に予定が変更になってしまった土曜日だったが、そこそこ満足できたかな。


深川江戸資料館で昔遊びのイヴェントのお手伝い、結構盛況でした。

その後パレットタウンへ移動。

マングローブ、確かに美味しかったです。それ以上に雰囲気がいいお店かな。

2004.08.20.
★本日の一枚は、「ザ・ガッド・ギャング・ライブ」。スティーヴ・ガッド率いるガッド・ギャングin六本木ピットインの映像です。週末に向けてリラックスするには絶好の一枚。しかしこのタイトル、先進技術は即過去の技術ということですかネ。★

これレーザーディスクです。そのメディア自体も旧態化したものだけど、このタイトルが何とも微笑ましい。デジタル・ヴィデオがまだ珍しかったということなのだろう。ほんの16年前のライブである。昨日のタイニー・グライムスはさらにその30年前の演奏。もっと古いモノはいっぱいあるが、LP以上にLDの方が古さを感じさせてしまうし、デジタル・ヴィデオだからどうした、と言う時代になって凄く違和感のある時間軸が形成されてしまったようだ。これ以上加速するということはあるのだろうか?IT云々という仕事をしえいても所詮はアナログ人間、本とLPがあれば十分の人間は、やはりもう時代から取り残されているのだろう。いや、むしろ誰もついて行ってないのかも知れない。これって、時間の暴走?

ガッド・ギャング、演っていることはちょっと懐かしいテイストのジャズ。コーネル・デュプリーやリチャード・ティーなど気心の知れた連中と楽しげにやっている。実に心地よい。楽しさが伝わってくる演奏は、こちらの気分もよくしてくれるので好きだ。まさに週末への切り替えに絶好の一枚である。

さて今晩は下町の厄落としの会とかをやるのだそうだ。お声がかかっているが落とす厄なんぞ自分にはない。いしじいさんやらいちんださんはあるのか・・・。どういうメンツか知らされてないのだが、スタートが遅いので間に合うだろうとは思う。最近はかなりバタバタしているのだが、時間は作るもの。時間をかければいい仕事ができるのは当たり前。与えられた時間内でどこまでできるかが真価。ダラダラやっていても仕方がない。昨夜も9時まで打ち合わせをしていたが、ああいうのは虚しい。メンツ的に夜でないと無理だったということなのだろうが、いただけない。カラダにもよくない。食べて直ぐ寝る生活・・・。

2004.08.19.
★本日の一枚は、タイニー・グライムスの「コーリン・ザ・ブルース」。ヴァン・ゲルダー録音のプレスティッジ盤だがらジャズだと考えると、エラくやんちゃなギターになってしまう。昔っから、クロスオーヴァーなヤツっていたのね。ジャケも含め、気に入ってます。★

いい音で鳴りそうなジャケットを見て、思わず手を出してしまったOJC盤のLPなのだが、半分期待通り、半分はずれだった。音はよかったのだが、中身が想像していたものとまるで違っていたからである。10何年か前のまだジャズを必死で勉強していたような時期で、こりゃジャズじゃないと思って、一聴放り出してしまった、。だがしかし、しばらくしてから気まぐれで聴いたところ、えらく気に入ってしまったのである。しばし聴き狂い、めでたく愛聴盤となったものだが、ともあれ自分はジャンルに拘らないのでいいのだが、これはジャズなのだろうか?かと言ってブルースやR&Bと言うのも乱暴な話だし、最近こういうニッチなヤツが気になる。王道でないと言うべきか・・・。他には誰がと言われると困るのだが、ベン・シドランとかダニエル・ラノワとかビル・フリゼールとかビレリ・ラグレーンとか・・・くさっ!という感じだが、個性むき出しの連中だな。

書き並べていてちょっと考え直してしまったなあ。好きなんだけど、これ続けて聴いてみると相当ヘンだな。でもまあ、この辺りが気になるということなんだけどね。いかにも匂いは面白そうなことやってそうなんだけど、聴いてみると案外普通だったり、どこか外しの美学みたいなのに振り回されてみたり・・・。いいんだな、こういうのって。こういう存在でいたいとも思う。・・・その線ねらい。存在感だけはあるんだけど、ハテこいつは役に立つのか一抹の不安が・・・みたいな、ネ。難しいか・・・。うーん、犬様猫様に対する「いたち」みたいな、・・・もっと難しいか?

さて、今日も忙しいのだろうか?昨日は午前中は講師を頼まれて外に出ていたので、自分の仕事は半日だけだったのだが、それでも、朝一メール・チェックだけはしてから行こうと思って、思い切り挫けた。最近は日に50件とか届いて、うち何割かは超重要メールだったりするので、メール・チェックも重要な仕事ではあるのだが・・・。昼飯を食べながらもチェックしていたような状態だったのだが、チェックし終わったのは夕方5時半頃だった。その間問い合わせ電話対応とかで時間を潰されたという意味なんだけど、つまるところ丸一日自分の仕事をさせてもらえなかったワケだ。こういう日を繰り返すと、仕事が蓄積していくんだな。これ、結構恐怖なのさ。・・・ジワジワ来るんだな。ま、いいんだけど。

2004.08.18.
★本日の一枚は、ポール・キャラックの「イット・エイント・オーヴァー」。ようやく手に入れたニュー・アルバムです。相変わらずいいメロディ。全曲そのまんまスタンダード入りという感じです。これだけいい内容なのに、何で売れないんだろうネエ?★

うーん、円熟とでも言うのかね、いいメロディてんこ盛り。前作がカヴァー曲集だったんだけど、今回は全曲オリジナル。それでも印象が非常に似ているということは、曲のクオリティが高いということと、この人の音というものが確固たるものとして確立している証拠。これ、もの凄い名盤と言っても過言ではない。AOR好きの方には超オススメ。でも自身のレーベルから発売しているせいか、あまり上手く流通していない模様。ネットで注文するとかすればいいんだろうけど、結構高い値段が付けられている。かなり苦労して入手したから、内容がいいと嬉しいが、そういうことは中身とは関係ないもんね。

CDって本来の市場価格って、一枚もので3千円くらいするんだよね。国内のミュージシャンはそれで諦めがつくけど、海外のミュージシャンだと、輸入盤は50−60%くらいで変えるので、2800円とかの値札が付いていると、買うのを躊躇ってしまう。輸入盤規制の動きが出るのも納得するのだが、そうでなくともCCCDとかつまらんことするし、音楽離れを加速させるだけだと思うんだけどな。各国盤を集めるコレクターやオリジナル至上主義の人間にとっては、輸入盤がNOと言われても困るよなあ。

そもそも芸術に値段なんてあるものではないのに、市場経済というものが厳然として存在するわけで、そこがおかしいんだよな。凄くいい音楽だから高いと言われると、じゃあ買わなくてもいいやと言えるわけで、音楽は至極私的なもの。凄く安いものでも好きなら好き。芸術と経済はやはり遠い概念だよな。

自分の場合、以前は経済課なんて部署で中小企業のお世話をしていたこともあるから語ろうと思えば語れるが、経済は大嫌い。金儲けには興味がない。生活が安定しているからだと言われるだろうが、安定した状態で好きなことをしたいから、学生のうちから頑張って勉強していたワケだしね。ただ安定しすぎていて、競争原理が働かないから、モチベーションの低い人間がこの業界に多いのも事実。私?ワタシャ頑張ってるさ。なぜなら、そうでないと自分が満足しないから。常に努力はしているし、プロ意識もあるからね、一応。


2004.08.17.
★チョイとダウン気味なので、こんなのでも聴いて、無理せず大人しくしています。そこで本日の一枚は、ジム・ホールの「アランフェス協奏曲」。内省的な気分を徐々に盛り上げてくれるように感じるのは私だけでしょうか・・・?。★

夏風邪か、一気に調子が落ち込んでしまった。まあこんな日もあるだろう。あまり無理をせずに静観したい気分なので、昨日から作業的なことしかしていない。やるべきことはいくらでもある状態なので、お盆で人が少ないということもあり、あまり大勢に影響のない、こまごましたことばかりやっていた。目だけを酷使してしまったみたいで、眠っていてもフラッシュが見えるような状態で嬉しくないのだが、気分的には落ち着いた。しばらくは大人しくしているしかないネ。

漱石の草枕はもう何冊買い換えたか分からないくらいなのだが、どういうワケか時々読みたくなる。また買ってしまった。表紙がわたせせいぞうの絵になっていて、かなり驚かされた。

30年来、脳内にとどまっているものがそこにあるからなのだが、・・・そう、出だしの考察である。
「知に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟ったとき、詩が生まれて、画ができる。
人の世を作ったのは神でもなければ鬼でもない。やはり向こう三軒両隣りにちらちらする唯の人である。唯の人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。・・・」

ほとんど、ソラで言えるほどだ。彼の時代であれ、人の世を長閑(のどか)にし人の心を豊かにするが故に尊いと言われる芸術が必要だったのである。ましてや、スピードが桁違いに増してしまった今の時代、それなりの手当てが必要なのは確かなのだろう。漱石の言葉を借りると、すでに「人でなしの国」になって久しいのであろうから。

さ、好きな音楽でも聴いて、長閑なるべし・・・。

2004.08.16.
★本日の一枚は、チック・コリアの「リターン・トゥ・フォーエヴァー」。突然の爽やかな朝、これからの季節が楽しみですね。夏は大好きなのですが、歳のせいか、段々シンドくなってきました。でもこういう盤が聴きたくなるのもこの季節のいいところなんですがね。★

さて、月曜日、今週も頑張って行きましょう。昨日は急激に気温が下がったんでカラダはラクだったんだけど、反対にあまりの落差に着いて行けなかったか、今朝は体調が悪い。まあカラダは決して強くないので、無理する気もないし、ずっとこういうのとうまく付き合ってここまで生きてきたんだけど、今年の夏はシンドかったなあ。ホントに歳とったなあという感じ。

とにかく、ここのところ「生き方の研究」みたいなかたちで、哲学書や宗教関連の書物を多く読んできた。かなり自分の中で整理がついてきたんだろうけど、まだまだ整理がつかない部分もある(自分は特定の宗教に入信するつもりは全くない)。このテーマで一冊書けそうなほどだが、誰も読みたがらないだろうから書く気もないのだが、ともあれ、「生き方」と「死に方」って、当然ながら表裏一体であって、でも決定的に違う部分もあって、あとはその辺が上手く語れればもうこの作業も終わりかな、というところまで来たといったところ。ま、100%避けられない「死」という観念をもう少ししっかり理解していないと、本当の意味での「自分らしい生き方」ができないと思う。いろいろな選択の積み重ねで迷うことが多くなるかも知れない。

普段の仕事は「作業」の積み重ねでもあるけど、段々「判断」の積み重ね的な内容に変わってきていて、突っ走りながら判断を下すようなことが多くなってきた。こういう場合は、直感頼りもいいが、やはり考えるクセをつけておいた方が、事を有利に運べるようだ。今の自分は凄くラッキーな人間だと思うが、これも準備があってこそという一面もある。もっともっと考える時間が欲しいとは思うが、そうも言ってはいられない。生活もあるので仕事はおろそかにできないし、それなりに責任というものもある。勿論他人に対してではなくて、自分に対してだけどね。いい仕事していなければ自分に納得できないだろうし・・・。ま、そのワリには歳とともに帳尻あわせが上手くなってきたようで、自分に対して嫌な気分になることもある。反省しきり。・・・まだまだだね。

リターン・トゥ・フォーエヴァー、これって輪廻思想なのかね。まあ季節も繰り返され、歴史も繰り返され、・・・自然に生きるが一番よろし。

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ところで、今月いっぱいで、日暮里駅前の再開発計画のため、駄菓子問屋街が立ち退きになるんだそうです。
残るは錦糸町のみとなってしまいましたね。
街が変わるのは仕方ないとはいえ、何かまた一つ昭和の香りが薄れていくような話で、寂しくなってしまいます。
別に後ろ向きでいたいわけではないけれど、何か上手い方法で残していけないものなのでしょうかネエ?」
と、いう内容を下町探偵団の掲示板に書き込んできた。これは相当寂しい話だなと思う。駄菓子屋自体も減っているのに、問屋の方がなくなったら、どうなっちゃうのよ。

平成というか21世紀というか、昨今変革のスピードが速すぎて、シンドイ思いをしている方々、多いはず。
それなのに、少しホッとできる昭和の香りがするものが急激に減ってきていて、漠々とした危機感を覚えている。
これでいいのかなあ・・・。何か違っているような気もするんだけどなあ・・・?

2004.08.15.
★昨日アップの下町音楽夜話は「ピース・トレイン」。読んでみてください。そして、本日の一枚は、キャット・スティーブンスの「仏陀とチョコレート・ボックス」。曲単位ではなく、アルバム単位だと一番好きかな。ジャケも作りこんであって今で言う豪華仕様ってヤツですね。★

「異邦人」を経て、元のスタイルに戻ったといわれるアルバムだけど、自分にとってはどれも変わらない一連のキャット・スティーヴンスのアルバムなんだけどね。「異邦人」はちょっとシャウトしてるかね。まあいずれにせよ、いいアルバムだね。フロリダ上空を飛んでいるときに如来仏とチョコレート・ボックスしか持っていないことから、人生を見つめなおしちゃったってんだから、面白いやね。しかし何で如来仏持ってんのかね。そっちの方が面白いけどね。まあ何からでも啓発されることはあるというのは解かるんだけどネエ・・・。やはり、若くしてヒットを連発して、心の拠り所を欲していたような気もするね。「イエスとブッダ」なんて曲まであって、しばらくしたらイスラム教に入信してしまうんだから凄いやね。まあ、彼なりによーく考えたんでしょう。

さて昨夜はいしじいさんのライブを観に、四谷コタンまで行ってきた。想像していたのとはだいぶ違う音楽なのに驚かされたが、・・・フォークという言葉に騙されたね。アコギにエフェクトかけてるからフォークじゃないかというと、やっぱ、中身はフォークなんだけどさ。そんでもって上手いんだ、これが。3人組の3人ともが味のあるルックスで、掛け合いも絶妙と言うか、かなり3の線に振っているMCだったが、しゃべりも味があるし、いやあ行ってよかったですわ。まあ金返せ的レベルとかいうことはないだろうなと思っていたら、とんでもない。相当キャリアも積んでいるようだし、久々にアマの真髄を見たような気分だったなあ。ブログでいろいろ書いてあるけど、売ろうとか売れようとかは考えてないね。あれだけできるんだったら他にいくらでもやりようがあるだろうけど、あのスタイルで行くということは、そーなんだろうなあ。まあ一回しか観てないのでまだまだ判断はできないけど、実力のほどは20秒聴けばわかりますからね。アコギ2本+エレベという構成では、打ち込みもありでしょうが、それでもあえて言えばアコギのどちらかがもう少しパーカッシブなスタイルに振れば、曲構成がラクだろうにとは思いましたがね。まあ、とにかくヴォーカルのせっちゃん、歌うまいし、満足してまいりました。

それからついでに言うと、とにかくコタンは狭い。フォーヴァレーとかとはまるで違う造り。小ぶりなカフェの隅っこにステージ・スペースを作ってしまったような感じ。あれはあれで面白いが、入りづらいとも言う。アットホームでいいやね、とも言う。超現実的、とも言う。

さて超朝型人間の私が夜9時からのライブに行くということはもう真夜中に観るようなものだから、しかも昨夜は帰ってきてから、DVD1本(The Search For ROBERT JOHNSON)観て、デスク周りの整理なんかしてから3時過ぎに寝たのでさすがに4時には起きられなかった。猫どもが腹空かせて、ベッドの上を走り回っていたが、起きれなかった。ぐっと気温が下がってよく眠れましたよ。今も不機嫌なジンジャーが膝の上で文句あり気ににゃーにゃー鳴いているが・・・いけね、トイレ片付けてなかった。道理でウルサイわけだ。

2004.08.14.
★本日アップの下町音楽夜話は「ピース・トレイン」。読んでみてください。そして本日の一枚はキャット・スティーブンスの「少年は虹を渡る」のサントラ。彼のベスト盤といっても通用するような内容です。★

この映画は観ていないので、多くは語れない。プロデューサーはヤードバーズのポール・サミュエル・スミス。心温まるサントラである。本当にいい時代だったと思えてならない。

ネットで調べると出てくる映画紹介や批評はどれも同じ。19歳で自らの死に取り付かれたハロルドと、80歳でなお若々しくあろうとするモード、こんな二人がいつしか互いを包みあうように寄り添ってゆく・・・。かなり奇異に感じるストーリーだが、愛することや生きることをしっかりととらえたセリフにより深く心に突き刺さるんだそうだ。年間3万5千人も自殺するわが国で、今上映すべきかもね。

最近そのほかにも、この時代(1972年頃)の捜し求めていた音源が、小さいさらではあるが、どんどん手に入ってきたので、脳みその一部が子どもの頃の感覚に戻っている。それはそれで、自分が求めていることなのでいいのだが、世捨て人的な性格がますます強まりそうでいけない。

さて今日は予定が変更になって、自由になる時間ができた。夜はいしじいさんのライブにらいちんださんと出かけるので、楽しみではある。四谷は久しぶりだ。以前フォーヴァレーというライブハウスに定期的に通っていた時期がある。コタンも有名だが行ったことはないので初めてになる。小さいのかな・・・?

何度か音楽夜話でも書いているが、あまりノリのよくない人間なので、ついつい観察してしまう。演奏している方にしてみればたまらんだろうね。学生の頃、ジャーニーのコンサートに行って、めがねを少し持ち上げるようにしてニール・ショーンのギターを研究しまくっていたら、ヴォーカリストのスティーヴ・ペリーに指差されて笑われたことがある。まあ最前列あたりで、のらないでジーッとみているヤツがいるんだからヘンだったかもね・・・。いや、別にいしじいさんにプレッシャーを与えているわけではなくてね。いつもこういう聴き方なのさということが言いたいんだけどね。

2004.08.13.
★本日の一枚は、ジョニー・ウィンターの「ロックン・ロール・コレクション」。久々にニュー・アルバムが発売されたブルース・ギターの大御所。でも自分は彼のR&Rが好きなんです。「ロックン・ロール・フーチークー」や「ジョニー・B・グッド」・・・好きだなあ。★

昨夜のドライブのBGMだったジョニーさんだが、ワタシャこの人のブルースも好きだがR&Rも好きよ。売れ線狙いを非難する人もいるけど、売れたモン勝ちさ。で、かっこよけりゃ別にいいじゃん。まあ、ぺきぺき硬い音したリフよりも、粘りのあるサビとかの方が好きとか、そういうのはあるけどね。

さて今日は13日の金曜日、昨日も最低の一日だったが、今日はどうなるやら。今日も人が少ない。・・・忙しいのかなあ?

2004.08.12.
★本日の一枚は、ビル・エヴァンス・ウィズ・フィリー・ジョー・ジョーンズの「グリーン・ドルフィン・ストリート」。大愛聴盤です。タイトル曲、何度聴いたことか。それにこのジャケ。あまりにもハマりすぎです。心の奥底まで霧が流れ込んできます。落ち着きたいときに絶好の一枚です。★

大好きな一枚。染み入ります。とにかく、落ち着きたいときの一枚。・・・でも聴くヒマもない・・・。

2004.08.11.
★本日の一枚は、プリズムの「プリズム」。日本を代表するフュージョン・グループのデビュー盤。もう聴きまくりでした。テクも凄いが、とにかく曲がいいんです。初期の未発表ライブが発売され、また話題になっていますネ。★

オリンピックやってるんだよね。世情に疎いもんで、どうなったのかよくわかんないんだけど、もう開会したのかな?なんかこのジャケを見るとギリシャを思い出すんだ。遠くに白壁の街並みが見えるんだけどね。・・・ま、いっか。世捨て人はこんなときだけ愛国心むき出しになるようなことが嫌いなだけなのさ。

プリズム、最近またこの名前でやっているとか。和田アキラも実力あるんだから、もう少しメジャーだったらいいのにねー。この国の音楽事情が情けないのはこの辺かな。まあデビューしていきなり話題になって、その年のうちにセカンドも出して、その辺で、あれ、もう曲ネタが切れたか、みたいな感じだったからなあ。でも少し後に出たサプライズというアルバムはまたいい曲がゴロゴロだったんだよね。ノンビリ活動すればよかったんだろうね、きっと。ま、契約とかでそうはいかないのかな?

ところで、この盤には「モーニング・ライト」「ダンシング・ムーン」そして「ラブ・ミー」と大好きな曲が3曲もある。いずれも名曲だと思っている。ところでその「ラブ・ミー」女声ヴォーカルが入っているのだが、LPではTAN TAN とクレジットされているが、ベスト盤CDなどでは、UNIDENTIFIED LADY とクレジットされている。つまり誰か分からん女性ということだが、誰やねん?こういうのあり?変名?誰か教えてくれないかな・・・。

さて今日から、職場ではガクッと人が減る。問い合わせ対応とか大変かなとか思うが、問い合わせてくるヤツラもお盆だったりして案外静かだったりもするのだが、何せ今の職場ではお初のお盆なので、よう分からん。最近はお国のeラーニングとかもやらされていて、昼休みも無ければ、就業時間後もお勉強という状態なので、ちょっとまわりが見えなくなっている。下町探偵団のメンバーで蕎麦屋に行く話も、自分のせいでずいぶん先になりそうだ。申し訳ないが、言いだしっぺということで、自分がいけなきゃいけないようだ。場所を教えるから皆さん勝手に行ってくださいとも言えんだろうし。うーん。いかんな。これで決特−予算編成時期になってしまうと、ずーっと身動きが取れなくなってしまう。・・・やだな。

2004.08.10.
★本日の一枚は、フォガットの「デケイズ・ライブ」。亡きロンサム・デイヴと奥さんを追悼して息子がコンパイルしたフォガットのライブです。大ヒットしたライブは曲数が少なかったので、これでようやく満足といったところ。何とも気持ちいいです。★

ホワイトブルースの名バンド、サヴォイ・ブラウンの残党とかって、あらためて書くこともないと思うが、何ともアメリカンな音を出すブリティッシュ・ハード・ロック・バンドであるフォガット。凄い数のライブをこなしていたらしいが、反面音源はきちんと残されていなかったようで、リーダー亡きあと、バタバタと出るかと思われたライブ盤がさほどの勢いではない。「ロード・ケイシズ」という盤もあるが、こちらは96年のライブなので、大分趣きが違う。やはり勢いのあった70年代後半のライブがもっと聴きたいものだ。「フォガット・ライブ」という名ライブ盤があるとはいえ、そのあとのアルバムも結構ヒットしており、その辺の曲のライブを聴きたいとなると、この盤の選曲ではまだまだ物足りない部分もある。でも「ドライヴィン・ホイール」とか、いい感じで聴けるので、最近のちょっとしたマイ・ヘヴィ・ローテーション。

昨日締め切りの仕事が一段落し、今日はまたまた大きな説明会で、大勢に向かって座っている。前回は体調が悪くて死にそうになったもの。今日は少し頑張って発言しなければいけないかも知れない。これが終わると、また新しい動きが出てくるので、今年は落ち着くヒマがない。お盆も当然のように仕事を入れられているので、今週はちと忙しい。いくら交替で夏休みをとるスタイルとはいえ、家族のからみとかで、お盆にしか休めない人間は多いので、やはりお盆は人が少ない。いろんな会社の営業さんたちも来ないし電話も少ないので静かなのだが、妙に落ち着かない。昨日も階段で4階2階4階7階という感じで走って移動していて、しょっちゅう会う巡視中の警備員のおっちゃんに笑われた。「いつ見ても元気ですねえ」と言われたのだが、本人そう思っていないので、上手く切り返せなかった。自席に戻ってブツブツ言っていたら、さらに笑われた。まあいい。ただしあの職場で独り言が増えると危険な兆候なので、気をつけないとねえ・・・。

2004.08.09.
★本日の一枚は、エディ・ジョブソンの「テーマ・オブ・シークレッツ」。音にも温度があります。これは私の知る限り一番温度が低いアルバムです。シンクラヴィアを駆使した演奏は熱を一切感じませんが、曲は非常によく耳にこびりつくメロディアスなものです。★

真夏に聴く真冬の音、空々しいかと思えば、案外そうでもなかった。ほどよく体温を下げてくれそうだ。この男、天才少年と言われてロキシーで出てきたころはあまり気にならなかったが、UKでの存在感はさすがに凄く、ジェスロ・タルでもそれなりの足跡を残して、ソロに至って最高のものを出してくるあたり、やはりタダモノではない。その後イマイチ名前を聞かなくなったが、どうしているんだろ?

それにしても体温が下がる音楽である。雪まつりでもイメージさせそうな音だからネエ・・・。いい加減涼しい日があってもよさそうなのだが、雨が降っても気温が下がらないのは、何か異様な気もする。アスファルトで囲われてしまった都会特有の異常気象というわけではないのね・・・。寝苦しくて、普段異常に睡眠が短くなっているので、何か思うように言葉が出てこない。・・年とっただけか・・・?

さて月曜日。お盆休みなんぞないので、今週もバリバリお仕事。営業の人たちがこないので静かとも言う。集中できるので、仕事が捗る季節でもある。むむむ、やること多いなあ、今週も・・・。

2004.0.08.
★本日の一枚は、ゲイリー・ムーアの「ウォーキング・バイ・マイセルフ」。ボーナス・ライブCD付き2枚組、全編ハードロック寄りのブルースで聴きごたえ十分。BB・キング、アルバート・キング、アルバート・コリンズ...とゲスト陣も豪華です。ブルースが熱いです。★

いいアルバムなんだけどネエ・・・。これスウェーデン盤なんだな。だからって全然問題ないんだけどさ。ただね2枚組で内容も悪くないのに、HMVのオンライン・ショップで500円という値段で売られていたものなんだな。勿論スウェーデン語は読めないけど、肝心な部分は英語で書いてあるし、手書き文字のインタヴューが載っていて、「スカンジナビアの印象は?」なんていう質問項目があるのが微笑ましくもある。結構気に入っている。

それからロック系のミュージシャンが取り上げるブルースって、結構限られているので、聴き比べができてしまう。最近ではクラプトンやエアロスミスあたりがブルース・カヴァーやってるけど、その辺ともいくつか重なっていて、「こっちの方がいいじゃん」とか言って楽しんでいる。なんせ豪華ゲスト陣がバックアップしてますからね・・・。しかし刺激の強い音だな・・・。

2004.08.07.
★本日アップの下町音楽夜話は「カウント」。読んでみてください。そして、本日の一枚は、フリートウッド。マックの「噂」。自分にとって、この超名盤の唯一の難点はライブ感がないこと。しかしリマスター盤(2枚組!)になって、それも解消されました。★

何とか週末にたどりついたね。いやはや厳しい一週間でした。これで週末はのんびりできそうだけど、本来なら出勤かと言っていたので、何の予定も入れていない。のんびりするしかないんだけどね。サイトの更新とかもいい加減になっているし、やらなければいけないことはいっぱいある・・・。でも、どっかカフェの新規開拓でも行ってくるかね。そっちの方が疲労回復効果も大きいような気がするしね。

さて「噂」今更オススメもない超有名盤。だけど、今回のリマスター&追加音源はなかなか凄いことになっている。一つ一つの楽器の音の分離がよくて、目からウロコ。当然人間がスタジオの中で演奏して作っているんだけど、このアルバムは曲の完成度が高すぎるのか、そのことを忘れさせてしまうんだな。やっぱりこのバンドは凄い。

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というわけで、今日は噂のG−ZONE銀座へ行ってみた。さすがに面白そうと思わせるエントランス、そしてインテリアもよくデザインされている。モンスーン・カフェやら権八やらにエリア分けされているのだが、ひねくれてラ・ボエムの方に入ってしまった。ま、それでも、結構面白かった。グラスなんぞ安いプラスチッキーなやつなんだけど、どことなくオシャレで好感が持てる。さすがに女性だらけであった。

私はアップルパイが大好物なのだが、ここのは好みのタイプではなかった。リンゴはゴロッとしたのが入っている方が好きなのさ。薄切りスライスを並べてあるのは、上手くきれいに焼くにはいいんだけど、食感があかん。焼きたてにバニラアイスをのっけてというのはいいんだけどね。

今日は以前からの懸案事項になっているシステム手帳の買い替えのため、ITO−YAをはじめずいぶん見て歩いたのだが、結局これというものが手に入らなかった。もう半年以上探しているのだが、なかなか納得できない。神戸でも一応東急ハンズはのぞいて見たくらい。そろそろ納得のいく品に出会ってもいいと思うのだが・・・。ま、常に手元にあるものなので、絶対に気に入ったもの以外使いたくない。ムリに使っていると、すぐに飽きたり嫌になったりするので、結果的に妥協すると無駄遣いになるんだな。ま、もう少し頑張ってみましょかね。

2004.08.06.
★本日の一枚は、「風が吹くとき」。ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズを中心に、デヴィッド・ボウイやジェネシスなどが参加したサントラ盤です。そう、今日で広島に原爆が投下されてから59年。本当に平和は有り難いです。★

「サンタさんの夏休み」とか心温まる絵本を描いているレイモンド・ブリッグスのアニメーション映画「WHEN THE WIND BLOWS - 風が吹くとき」。猫を膝にのせ、早朝に願うは、やはり平和なり。ロジャー・ウォーターズ&ザ・ブリーディング・ハート・バンド、デヴィッド・ボウイ、ヒュー・コンウェル、ジェネシス、スクィーズ、ポール・ハードキャッスル、そしてブリーディング・ハート・バンドのゲスト・ヴォーカルとしてポール・キャラックも登場する錚々たるメンバー。フィルム・スコアはロジャー・ウォーターズ。やってくれます。

さて今日いけば週末。頑張りましょー!

2004.08.05.
★本日の一枚は、ELO唯一の公式ライブ「ザ・ナイト・ザ・ライト・ウェント・オン」。ブレイク直後の初々しい姿の記録です。R&Rのカヴァーなんかやってますが、既に個性はあるし、上手い。でも本人たちにとってはちょっと恥ずかしいかもね。★

コレクター泣かせのような一枚。国によって80年代まで発売されなかったりして、オリジナル盤はとんでもない値段になっている模様。私はとうとう手に入らず98年再発のCDで済ませているが、とにかくLPはお目にかかったことすらない。まあCDで十分だね。中身が初期のものだから、取り立てて面白くないのだが、反対にファンにとっては魅力なのかもね。わたしゃ「10538・・・」が出てくる瞬間が好きだな。

さて今日明日で、来年度予算の数字を固めないといけない。まだ見積もりも出揃っていないうえに、見えない部分が多くて、どうも今までとは様子が違っている。ま、仕方ないやね。

2004.08.04.
★本日の一枚は、ついに出たという感じのフェイセズの「ファイブ・ガイズ・ウォーク・イントゥ・ア・バー...」、CD4枚組ボックス(デジブック)です。イアン・マクラガンがプロデュースしているあたりがミソですか。BBC音源など超貴重なものばかり。うーん酒臭い。★

これ、日本盤が出るかどうか分からないという情報なので、買ってしまった。どうしてこういう貴重なものに限って国内盤は出ないんだろう。・・・ったく。って、案外出たりしてね。ブックレットとか充実しているから、これキチンと翻訳していたら大変だろうなあ。しかし出てきたネエ、ようもこうザクザクと。これ、しばらくは楽しめそうだし、お宝だな。

今日はどういうわけか2時に目が覚めてしまった。ちと早過ぎ。もう一回寝ようとは思うが、まあ、どうでもいいか。仕事に支障さえなければどうでもいい。夏は精神状態がいい方で、常にこうありたいものなのだが、冬は思い切りダウンするからね。とにかく毎年これからの時期は忙しくなるのだが、この調子でいけば今年も何とか乗り切れそうだ。年々体力の衰えを感じながらも、一方で精神的に豪胆でいられるようになってきた。・・・オヤジになってきた証拠かね。まあ、それもこれも音楽があるからと思ってはいる。拠り所がないと辛いわな。ヘンな事件も多いし、自殺者も相変わらず年3万超で推移しているし、将来への不安材料は山積だし、豪胆でもなきゃ、人間潰れるよ。特にIT推進担当って、潰れるヤツ多いらしいからね・・・。ある程度の開き直りも必要かもね。

2004.08.03.
★本日の一枚は、松岡直也の「スプラッシュ・アンド・フラッシュ」。わたせせいぞうの絵が何ともハマッているこのアルバム、夏の辛さを忘れさせ、楽しみを何倍にもしてくれます。泡の出る液体が恋しい時間帯でないと聴いてはいけませんがね。★

何かメンテやっててカキコできなかったんだけど、ようやく復旧したのかね。日記というものは夜に書くものなんんだろうけど、毎朝5時過ぎに書いているので、何かヘンな気分だな。

とにかく今日は電子政府・電子自治体戦略会議というイベントをやっていて、一日中ホテル・ニュー・オータニでカンヅメのようになっていた。朝9時から夕方6時までだけど、疲れたな。ああいうホテルでやるイベントは、イスが披露宴のときに使うようなやつなので、見た目はよさそうなんだけど小さくて、直ぐにお尻が痛くなってしまう。結構辛かった。第一ああいうイベントって、通常席数の半分くらい入っていて盛況ってやつなんだけど、完全に満席なんだもん。汗みどろのオヤジどもに挟まれてギュー詰めというのは本当に嬉しくない。抽選で当ってラッキーでしたねといわれたが、ホントちいとも嬉しくなかったぞ。まあ勉強にはなったからいいけどさ。・・・一つ、つまらないセッション、あったな。どことは言わないが某セキュリティ専門会社の講演は中身がない。ま、いっか。

さて明日はサン・マイクロシステムズの国内本社に行くことになっている。もう少し気候のいい時期ならいいんだけど、嬉しくないなあ。ま、お外で働いている人に申し訳ないから、あまり書かんどこ・・・。

2004.08.02.
★本日の一枚は、松岡直也の「マジェスティック」。グリコ・カフェオレのCM曲「TE QUERO MUCHO」、懐かしいです。和田アキラのギター冴えまくりで、引き締まった演奏は、恐ろしくハイ・クオリティ。これは夏でなくても聴ける一枚です。★

先日「下町音楽夜話」に掲載したコワーいお話の盤。ヘタなヘヴィー・ロックのコンサートより迫力があったことは凄くよく覚えていまっせ。ある意味、極めてしまった一枚かも。

さてHMVで注文していたCDがドカッと届いた。メチャクチャ安い。そんなんでもキチッとクッションを入れて梱包してくれている。しばらくはこれで楽しめそう。ゲイリー・ムーアの「WALKING BY MYSELF」なんて、ブルース・カヴァーのコンピ盤だけど、ボーナス・ライブCDがもう一枚ついていて、つまり2枚組で500円。カワイソウに思ってしまう。勿論新品よ。このアルバム、スリーブも凝っていて、そんなに安売りするものじゃないんだけどな。在庫調整なのかねえ???ま、長年探していたアルバムがこんな安売りのリストに入っていたりするから、堪らんのよね。

さて月曜日、今週も忙しそー、勢いで乗り切るしかないね・・・。
よっしゃ、ガンバ、ガンバ!

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今日、ある知り合いが会社を辞めるということで、挨拶に来た。田舎に引っ込んで悠々自適の暮らしをするのだそうだ。金銭的には余裕があるということで、いい選択だと思うし、これまで頑張ってきたのだから、そうする権利もあると思う。でもそういう選択をした人間って案外ポックリいくんだよね・・・。縁起でもないこと言うなといわれそうだが、自分の身の周りではホントによくあること。別れ際の挨拶がどうしても「お体に気をつけて」になってしまった。

本当はもっと話したいことがあったんだけど、この人とはお金や生き方なんかの考え方が根本的に違うなと思う部分があって、今日も言い出せなかった。
別に言わなくてもよかったのだろう。
自分の生き方を他人に押し付けるつもりはない。
GO YOUR OWN WAY だね。

2004.08.01.
★しはらく松岡直也を続けますか。本日の一枚は、「夏の旅」。小学生の頃の田舎の夏休みを思い出すようなSEが妙に魅力的なアルバムでした。音はかなりハードでギターが脳天突き抜け、気持ちのいい盤です。★

うーん、これも懐かしいなあ。かなり繰り返し聴いた盤の一つだな。夏といえば、で思い出す音がいろいろ詰まっていて面白い。フレーズも凄くこなれていて、ラテンばかりじゃない日本の夏のイメージでここまでのものが作れるのは凄いなあ、というふうに感心したものだ。ずっと後になって、トトロを観て思い出したのもこのアルバムだったなあ。・・・路線バスの音とかね。


さて、この日記を読んでいらっしゃる方ならご存知「ひやしあめ」ついに手に入れましたよ。なんと成田の某所で。うれぴー。でも「ひやしあめ」、なんと門前仲町のみなとやさんというおせんべいやさんでも手に入るそうな。ともあれ、神戸まで行っても手に入いらなかったので、もう半分諦めかけていたんだけどね・・・。へへへ・・・。

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