2013.10.31.
Black Radio 2 / Robert Glasper Experiment (2013)
ついにキタァーッ!というところですが、ようやく発売になりましたね。2012年春先から黒ラジオ旋風が吹き荒れて、10月には「Recovered」という偉く格好良いリミックス盤まで出ておりましたが、ついに「2」ですよ。しかもこれが延長線上とはいえ、いいテイストでして、あっさり惹きつけられます。ちょっと要らない音も入っている気もしますが、豪華ゲスト・ヴォーカル陣が聴かせます。ノラ・ジョーンズもいいのですが、この盤ではメイシー・グレイの個性が際立ってます。これ、しばらくはヘヴィ・ローテ確実ですね。
2013.10.30.
Plays Piazzolla / Al Di Meola (1997)
この素晴らしいギタリストに触れる場合、この辺の演奏も意識しないと本質を見失うことになってしまいます。無機質なようでいて、結構情念のギタリストだったりしますからね。でも、このあたりの音源は、時間に余裕があるときにじっくり聴かないとシンドイな。いいなと思う瞬間が何度も出てくるのですが、今の自分には集中して聴くことができませんでした。BGM的にはOKですけどね。
2013.10.29.
One Night in Montreal / Al Di Meola (2010)
この人に関しては、当然ながらエレクトリック・ギターでバリバリ弾きまくっているライヴなんかの楽しみもあるわけですが、昨日のビートルズ・カヴァーとは随分趣きが異なります。これはオフィシャルな音源なのかちょっと怪しいのですが、それでも「Tirami su」期、1988年7月2日のもの凄いライヴでして、まあよく指が動いています。キーボードのケイ赤城も凄い技術で見事なサポートを聴かせます。
2013.10.28.
All Your Life / Al Di Meola (2013)
ここしばらくのビートルズ〜マッカートニーの新盤騒ぎの中、アル・ディ・メオラのビートルズ・カヴァー集も発売になりました。それなりに評判もよく、好意的に受け入れられているようです。確かに素晴らしい演奏技術とリズム感覚、卓越したメロディを抽出して再構築する技はかなりのレベルで結実しております。意外性も楽しめる人間でないと苦しい部分もありますが、合わせて少し飽き易い曲もあり、インストの難しさを感じさせます。加えて、私、この手のジャケットが大好きなのですが、ここしばらくでは、眺めている時間が最も長かった一枚ですね。裏側や内側もありますからね。いやはや、満足、満足。
2013.10.27.
Be Good + Water EP / Gregory Porter (2012)
大ブレークを果たした昨年リリースの「Be Good」に2010年のデビュー・アルバムとなるEP「Water」をくっつけてお安く売りだしたスペシャル・エディションです。もう完全に個性が確立されており、安定したソウルフルな歌声を安心して聴くことができます。YouTubeで「Be Good」を観て購入を決めたわけですが、何とも温厚そうな人柄がにじみ出た声質は、ナット・キング・コールあたりにも比肩し得るものです。アカペラで十分に聴かせてしまう実力は相当ですね。
2013.10.26.
Liquid Spirit / Gregory Porter (2013)
さて、今週届いたブツでやはり注目はこの人でしょうか。個人的にはほとんど聴かない男性ヴォーカルですが、最近では滅多に見ないバリトン・ヴォイスの新人ヴォーカリスト、グレゴリー・ポーターです。昨今、ブルーノートの新人となると、ジャズとは言い切れません。ハードバップ・スタイルの王道的なものからは結構距離があります。それでも、実力派という売り方なのでしょう、地味なピアノ・トリオのバッキング曲が印象に残ります。とにかく歌は普通ではないレベルで上手いです。
2013.10.25.
She's My Baby / Traveling Wilburys (1990)
セカンド・アルバムの冒頭を飾るロック・チューンですが、何故かこの曲の7インチ盤はいっぱい出回っております。ジョージ・ハリスンがらみ、ボブ・ディランがらみということで、コレクターは大勢いる世界の玉でしょうから、当然といえば当然なのですが、まあ、状態のいいものを見つけたときは買いというわけですね。B面は「New Blue Moon」のインストでして、アルバム未収録といえばそうなんでしょうが、つまらんです。
2013.10.24.
Dream In Blue / Sophie Marceau (1980)
まあ変型レコードで最も有名なのはこれでしょうか?黄緑色のハート型ですが、他にボビー・コールドウェルの赤や黒のハート型も有名ですね。ハートの赤いハートやサザン・オールスターズの透明なハート型はあまり出回っていないようですけどね。ハート型といったらこの辺はね…。でも国内のアイドルのものはさすがにコレクションする気にもならないし、ここで話題にしてもね…。ラ・ブームでしたっけ…。
2013.10.23.
The Flame / Cheap Trick (1986)
ブリジストンのCMで使われていた名曲ですが、こんな変型レコードがリリースされていたんですね。全く知りませんでした。普通のおねだんで売られていましたが、案外プレス枚数は少ないのではないかと思うのですが、どうなんでしょう。私は変型レコードは好きで、それなりにコレクションもありますが、星型やハート型などいろいろありますよね。これもアナログだからこその楽しみ方ですけどね。それにしても、もう27年も前になるんですね。1986年というのも微妙な時期です。アナログが最も注目されなかった年、CDの売り上げが初めてアナログを上回った年ですからね。そのCDももうアカンと言うんですから、年取るわけだ。
2013.10.22.
Wailing Wailers / Bob Marley and The Wailers (1966)
このおちゃらけジャケ、昔探していたんですよ。えらく状態のいいのが普通の値段でありましたので、とりあえず保護。一期一会ですからね。この後、シリアスなメッセージを発信し始めてからのものは、結構出回ってますからね。それでもこの人に関しては、状態のいいブツは少ないです。これ、もちろんオリジナル盤ではなく1994年にリリースされた再発盤です。それでも十分に貴重なんですけどね。バニー・ウェイラーとボブ・マーレイとピーター・トッシュがこうしておふざけしていて、しかも蝶ネクタイでスーツなんか着ているわけです。面白いのは、アナログなのに1枚で20曲も収録されていることです。中身はスカの原型のようなものもありますが、ビートルズの「And I Lover Her」から始まるわけでして、アマチュア・ポップ・グループ然としたものです。この時代にレゲエを期待してはいけませんぜ。
2013.10.21.
The Basement Tapes / Bob Dylan (1975)
月曜休みになかなか慣れないのですが、時間を無駄にしたくないので、いろいろ動き回ってしまいます。でもお休みの日はレコード屋さんでも行ってのんびりしたいものでもあります。今日は所用のついでにちょろっと新宿のディスクユニオンへ。結構な収穫がありました。まずこれ、地下室の米国コロンビアのオリジナル盤が随分お安く売られておりました。国内の初回盤は持っているのですが、ちょいと気になって保存活動的に購入してしまいました。何せジャケの状態もかなり良好でしたからね。こんなブツ、もう無いような気もしますが、価格は昔と桁違いですね。まあ、有り難いような、寂しいような…。ディランとザ・バンドを聴く人間ならマスト・アイテムでしょうけどね…。
2013.10.20.
The Complete Studio Albums 1970-1990 / ZZ Top (2013)
こちらもCD10枚組のボックスですが、こちらは一枚あたり300円弱といったところですね。十分に安いと思います。やれ、オリジナル・オーディオ・ミックスだのオリジナル・マスターだのということで、ひげじいたちのファーストから10作の本来の姿をまとめたものです。バンドの意図しないミックスを施されたレコードというのは、どういう経緯なんでしょうかね。まあ、全部持っていても買って聴く価値はあると思います。まあ、いいものはいい、と。「Fandango!」や「Tejas」あたり、リアルタイムで聴いた頃、本当に好きでしたねぇ。
2013.10.19.
Blue In Green - The Best of The Early Years 1955-1960 / Bill Evans (2013)
最近は古い音源のCDは本当に安く売られています。こういったドイツあたりで作られているボックスの場合、ディスク1枚あたり100円前後です。これをPCに取り込んで、さっさと処分してしまえば、明らかにダウンロード販売などよりもお安く楽しめます。ただ、そのさっさと動くヒマがないんですけどね…。
このボックス、重宝しました。歌伴のルーシー・リードのものや、エディ・コスタ、ボブ・ブルックマイヤー、ミンガス、ジョージ・ラッセルなどの盤に参加したものが集めてありますからね。持っていない音源が多く含まれておりました。マイルスの「Kind Of Blue」やアート・ファーマーの「Modern Art」あたりまで含まれているのはご愛嬌でしょうか。音質も悪くないです。
2013.10.18.
Live at Academy of Music / The Band (2013)
1971年の年の瀬のライヴ音源ですが、「Rock of Ages」の完全版みたいなものですね。セレクトされたディスク1と2に対して、ディスク3と4は大晦日のコンプリートなのですが、こちらがサウンドボードで、まあお目当てです。しかも、こちらの「チェスト・フィーヴァー」がなかなかいい演奏でして、「ラスト・ワルツ」のそれと比肩し得るものです。オリジナルはしょぼいんですけどね。好きなんですよね、この曲。
2013.10.17.
Bring On The Night / Sting (1986)
こちらは翌年に発売されたライヴ盤です。ここには「Low Life」という、ここでしか聴けない曲も収録されているのですが、あまり語られませんね。ブランフォード・マルサリスあたりがいい演奏を聴かせておりますが、こうなるとロックもジャズもありゃしませんね。最も好きなあたりかもしれません。
2013.10.16.
The Dream Of The Blue Turtles / Sting (1985)
急に聴きたくなって懐かしい盤を引っ張り出してきて聴いております。先日ダウンタウン・レコードで状態のいいのを安く売っていたので、予備的に買っておいたものもあるんですけどね。とにかくザ・ポリスを解散して、ジャズ畑の連中と好きなことをやっているという説明になるのですが、自分にはポリスの末期と変わらない内容に聴こえます。「バーボン・ストリートの月」あたりが違うかもしれませんけどね。まあ、質の高いことをやっているといった印象ですね。
2013.10.15.
Gadditude / Steve Gadd (2013)
スティーヴ・ガッドのニュー・アルバムです。ジャジーです。ラリー・ゴールディングスの影響ですかね。ギターがマイケル・ランドウですから、ちょっと意外です。でもこの人、ガッド・ギャングの頃からそうですけど、歌心があるというか、いいんですよ。ドラマーのアルバムは手数が多くなりそうですが、そういうこともなし、バランス重視派なんですかね。
2013.10.14.
ポール・マッカートニーの新盤「NEW」が届きました。何というか、軽いです。さすがポップ・ロックのキングですね。前作の「Kisses On The Bottom」の影響か、実に軽妙です。タイトル・チューンはいかにもビートルズ的な曲で、何だか嬉しくなってしまいます。さて、来月のドーム・ライヴではこの盤から何曲やってくれるのでしょうか?もう少し聴き込まないと本当のよさは分からないかも知れませんが、3〜4曲ほど印象に残るメロディのものがありますね。
2013.10.13.
In Mantra / Renato Motha & Patricia Lobato (2010)
ヘナート・モタ&パトリシア・ロバートのデュオ通算6作目にあたるアルバムです。お寺のお堂で録音したライヴ盤ですね。マンダラにメロディを付けて歌っているわけですが、そんな縁か、ヨガ・スタジオの定番になっているそうで、面白いではありませんか。ゲストは日本人ばかりなんですけどね。先日、クルマのなかで聴こうとして、一曲目が終わる前にチェンジしてしまいました。運転に支障があるほど、癒されるというか落ち着きをもたらします。運転のBGMとしては、ちょっと危険です。
2013.10.12.
Planos / Renato Motha & Patricia Lobato (2005)
昨年5月、草月会館で観たヘナート・モタ&パトリシア・ロバートのお二人ですが、まさにセンス・オブ・クワイエット、静謐を楽しむことができる盤です。ブラジル山間部、ミナス地方の出身ということですが、最近のヘタなボサ・ノヴァよりもジョアン・ジルベルトに近いイメージです。二人とも、本当にいい声しています。余韻まで楽しめる…というやつですね。
2013.10.11.
Introducing Sasha Dobson (2012)
こちらは少しはジャズっぽい一枚なんですけどね。ノラ・ジョーンズの交流とか書かれていますが、以前ジェシー・ハリスのライヴで前座的にやったライヴを観ているのですが、実力はありそうです。このジャケよりも、もっとカワイイ感じの人でしたけどね。それに、ジャズ声ではない声ですね。ポップ向きの声質でも、無理にジャズっぽくする必要もないでしょう。それにしても、もう少し騒がれてもいいような気がします。ただ、この盤に関していえば、やたらと目立つギターがイマイチ好きになれないんだよなぁ…。
2013.10.10.
Aquarius / Sasha Dobson (2013)
この人も好きなヴォーカリストです。意外にジャズっぽくないところがかえっていいんでしょうけど。この盤、演奏もさほどジャズっぽくないので、カテゴライズするのが本当に難しい人です。ノラ・ジョーンズ以降、ジャジーな女性ヴォーカルは大モテですからね。この盤では、1曲目「Couldn't Let You Go」、大好きな曲です。ジョエル・ハミルトンという人がギターとかシンセとか弾いているんですけど、音が最近のノラ・ジョーンズっぽい緩さで、いい感じです。
2013.10.09.
CSN / CSN (2013)
以前に出たのと同じ内容のボックスを小型にしたものですが、リマスタリングはされているようで、聴き易くなっているようです。結局CSNと言いつつ、CSN&Yもあればソロもあるのですが、この人たちの人間関係はよく分かりません。名曲がいっぱい収録されていることは間違いないのですが、結局自分が聴く曲は一部に限られてしまいます。
2013.10.08.
Night Dancing / Joe Farrell (2013)
往年の名盤が廉価盤で再発されるのは、キチンと追っていくともの凄い枚数になってしまうので、あまり見ないようにしているのですが、それでも気になるものはあります。これ、ジョー・ファレルの1978年の名盤でして、ビージーズやロッド・スチュワート、スティーヴィー・ワンダーといった人たちのカヴァーが収録されております。ハービー・ハンコックとリー・リトナーが中心におりまして、演奏のクオリティも文句なしです。この楽し気なジャケも当時は話題になりました。狂騒の80年代に向かっていく時期の高揚感を象徴しているのかもしれません。ただ、気分的に、今の自分にはちょっと合ってなかったようで、懐かしくはあったものの、十分に楽しむことができませんでした。少し時間が経ってから、また聴いてみますかね。
2013.10.07.
Kind Of Blue Sessions / Miles Davis (2013)
いつの間にかこんな有り難い盤がリリースされておりました。ブートでは有名な音源ですが、表で流通するのは初めてではないですかね?でもどれだけ権利関係がクリアなのか知りませんけどね。まあ、アナログですから、クレームも大きくならないのかな…。何はともあれ、Side 1の後半「So What Session」でしょう。さすがに貴重過ぎて畏れ多くて評価なんかできません。それにしても、「Kind Of Blue」関連は、一体何枚あるのやら…。これ、ジャケも結構気に入ってます。なかなかよろしいです。
2013.10.06.
Chet Sings! The American Years (1953-1958) / Chet Baker (2013)
気分的に滅入っているときは、この人の声を聴いて沈むところまで沈んでみるのもいいかもしれません。決して明るくはなれませんが、この人の破天荒な人生のことを考えると、こんな生き方もいいなと思える瞬間が何度もあります。この辺は、どうしても時々聴きたくなってしまうんですよね…。
2013.10.05.
Shout / Gov't Mule (2013)
久々のガバメント・ミュールの新作です。こいつはアナログ2枚組にダウンロード・コードがついているものですが、ダウンロードは北米限定とかでできませんでした。CDは2枚組があるほかアナログも4枚組があるのですが、本体部分にプラスして豪華ゲスト陣がヴォーカルを被せたテイクがついているかいないかなんですね。評判ではヴォーカル付きのほうがいいなんてのもあるので、現在は美味しいところまでたどり着いていないのですが…、でも気に入ってます。相変わらずいい音してます。ウォーレン・ヘインズの図太いレス・ポール系の音が好きでしてね。いやはや、いいんです、これが。ベン・ハーパー、エルヴィス・コステロ、ドクター・ジョン、グレース・ポッター、グレン・ヒューズ、デイヴ・マシューズ…、錚々たるゲスト陣です。どうしますかねぇ。
2013.10.04.
Give All She's Got / Steve Marriott (2013)
何でこれが今ごろ発売されるのか、ロクに宣伝もされていないので、よく分からないのですが、偶然見つけて予約しておいたところ、届いてみれば、何とも愛しい10インチ盤でした。ジャケ写からも随分古い音源であることは分かりますが、1962年から64年にかけてのシングル曲中心の音源9曲がコンパイルしてありました。いい感じのデザインで、嬉しくなります。こういった企画は、もっとちゃんと宣伝して欲しいんだけどな。
2013.10.03.
Live In San Francisco / Ry Cooder & Corridos Famosos (2013)
ハッキリ言って、今の時代にこのライヴをリリースすることの意味がよく分からないのですが、おっさんたちが地味にまったりやっているステージの雰囲気は決して悪くありませんし、2曲目の「Why Don't You Try Me」なんて凄くいい曲ですしね。でも、この同時代感覚の希薄さ、いったい何なんだか…。ブエナ・ヴィスタの路線で語ることもできるものですが、それにしちゃあ楽しすぎかもね。ちょいとレトロな感覚で売りたいのなら、それもありかもねぇ。マッタリしすぎですけどね…。
2013.10.02.
Out Of Sight / The Bloody Beetroots (2013)
ポール・マッカートニーとユースのプロジェクトの7インチが先月発売になりました。今月はポールさんのニュー・アルバムも出るし、来月は来日公演もあるし、ついでにビートルズのBBCライヴの2も出ますしね。俄かに賑やかになっているポールさん周辺です。さてこの曲は、妙にロックっぽいものですが、決してポール・マッカートニーらしい曲ではありません。ただ、どういうわけか、一度聴くと耳にこびりつきます。やたらとシンプルなメロディの繰り返しと引っかかりのあるドラムスが、何だか今風であり、古臭くもある、面白いテイストです。
2013.10.01.
Sound The Alarm / Booker T (2013)
これも、下町音楽夜話で取り上げたアルバムです。メイヤー・ホーソーンの情報から行きついたのですが、メイヤー君も参加しているんですね。それもダリル・ホールの紹介とか。面白い人脈です。これがなかなかいい盤でしてね。実に現代的な音で、軽やかにポップなソウルを演じておりますが、とにかく曲がいいんです。もともとポップ職人ですから、抜群のメロディ・センスは健在のようです。ただハモンド・オルガンの音質に関しては、どうにも軽すぎていけません。オルガンはもう少し重厚でなくちゃね。
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