February 2009.

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2009.02.28.  TODD / TODD RUNDGREN (1973) 「未来から来たトッド」です。これだけとっちらかっていたら、未来から来たと言われてもおかしくはないのですが、よくよく聴けばやはりグッド・メロディの宝庫だったりします。しかし自分の音楽スタイルが定まらない中で、作曲能力が熱暴走しているような、楽しい世界になっておりまして、賛否両論でしょうね。私は好きです。アナログでは2枚組だったのですが、CDでは1枚に納まってしまうボリュームです。アメリカン・コミックスでも読んでいるような印象が、やはり面白いというか、独特ですネエ。後のユートピアの原点はここにあるのでしょうか。 
2009.02.27. WIZARD : A TRUE STAR /
TODD RUNDGREN (1973)
 
さてトッドに戻りますが、この人のポップなセンスというのは、ずば抜けていて、誰が聴いてもポップだと思える曲を書いたりもします。しかしその一方で、妙な前衛的要素も兼ね備えていて、このアルバムなんぞは理解不能な一枚です。聴きやすいとは決して言えない曲が並ぶ中、終盤にはソウル・メドレーが出てきて、妙にホッとするようなところもあるんです。こういう構成が彼なりのプログレなんですかね?これは紙ジャケですが、変形ジャケットを見事に再現してあり、贅沢なつくりになっています。何とも取り扱いの難しい一枚です。 
2009.02.26. BARE BONES / MADELEINE PEYROUX (2009)  マデリン・ペルーの新盤が届きました。相変わらずいい雰囲気のアルバムです。ビリー・ホリデイ的な要素は少し引っ込み、現代的なジャズ周辺の音楽といったサウンドに仕上がっています。低音成分が強すぎて、珍しくBass を絞って聴いています。この人の場合、そういう音質のほうが合いそうな気もしますからね。前作に続いてラリー・クラインとの共同作業でできたもののようですが、全曲自分で詞を書いており、妙に統一感があります。私にとって、今年のベスト5入りは確定ですね。 
2009.02.25. FAITHFUL / TODD RUNDGREN (1976)  これはアナログ盤のSide A にあたる前半6曲が、60年代のポップ・ロックのカヴァーで、後半は自作曲という、コンセプトがあるようでなさそうな盤です。個人的には、前半のカヴァー曲部分が好きなんですけどね。ヤードバーズの「幻の十年」とか、ビーチボーイズの「グッド・バイブレーション」とか、「レイン」や「ストロベリー・フィールズフォーエバー」などのビートルズ・ナンバーとかなんですけどね。ごくごく普通なんだけど、上手いから赦せるし、不思議と好きな曲ばかりでしてね。彼のアルバムの中では、相当にポイントが高い1枚です。
2009.02.24. RUNT : THE BALLAD OF TODD RUNDGREN (1971) これはセカンドですが、結構好きなんですけどジャケがネエ...。ファーストと比べるとバラード中心で、はるかに地味な内容ですが、グッド・メロディはいっぱい詰まっています。ちょいと気分的に滅入っているので、このアルバムが妙に沁みます。 
2009.02.23. RUNT / TODD RUNDGREN (1970) さて、月曜日、頑張って行きましょう。今週はこの人のヒネクレポップで元気になりますかね。紙ジャケが安いときにポツポツ買い集めていったのですが、アナログ時代は全く興味が持てなかった人ですね。ですから紙ジャケである必要もないくらいなんですけどね。まあ、素直でないメロディが溢れているソロ・デビュー盤でして、こういうのはもう少しふつうのポップでヒットを飛ばした後でなら受けたのではないかという気もするんですがね。ブライアン・ウィルソンの影響を感じさせる曲もありますが、ここではやはりグッド・メロディを持った「WE GOT TO GET YOU A WOMAN」に尽きますかね。 
2009.02.22. WATCHING THE SKY / JESSE HARRIS (2009) 久々、ジェシー・ハリスの新盤です。ノラ・ジョーンズとのコラボ以来、ずっと聴き続けているので、当然のように予約購入となりました。今回も日本先行発売でボーナス・トラック2曲入り。何だかノーテンキな曲が並んでおりまして、以前のようなシリアス感はなくなってしまいました。前作あたりから、ちょいと好みから外れ始めてますかね?4月の来日公演もパスです。まあ、お休みの日にのんびり聴くぶんには、アコースティックな音でメロディアスな曲が多いですから悪くないんですけどね...。お人好し過ぎる人間を見たときのイライラ感と同じ感覚を覚える盤ですね。 
2009.02.21. WELCOME BACK, MY FRIENDS, TO THE SHOW THAT
NEVER ENDS - LADIES AND GENTLEMEN /
EMERSON, LAKE & PALMER (1974)
 
さて、こちらは発売当時はアナログLP3枚組だったライヴ盤です。超大作というイメージでしたが、CD2枚組になったものを聴くと、標準的なボリュームに感じてしまいます。「タルカス」や「悪の教典#9」などの組曲をやってしまうあたりが時代を感じさせもするのですが、まあ恐れ入る実力です。何だかんだ言っても、結構上手いと思います。グレッグ・レイクの声もいいし、バンドの絶頂期の姿を記録したライヴと言えるでしょう。 
2009.02.20. EMERSON, LAKE & PALMER (1971)  こちらはELPの記念すべきデビュー・アルバムですが、いやはや、いきなりテンション高いです。クラシックとロックの融合みたいなことを真剣にやっていた時代ですからね。既に人気になっていたピンク・フロイドとかとは明らかに違った路線ですね。プログレという括りは...ネエ。個人的には「TAKE A PEBBLE」「LUCKY MAN」というグレッグ・レイクの2曲が好きです。クリムゾンの美メロをそのまま持ってきてますからネェ...。「TANK」でのカール・パーマーのドラムスも凄いですね。ジャケはショボいですが、結構好きなアルバムです。 
2009.02.19. TRILOGY /
EMERSON, LAKE & PALMER (1972)
 
こちらはELPの4作目「トリロジー」ですが、これは好きなほうのアルバムですね。いかにもプログレらしい作りの内容でして、SideA にあたる「ENDLESS ENIGMA」から「FROM THE BEGINNING」にかけてのあたりや、ライヴでの常連曲「HOEDOWN」などは格好よかったですネエ。この頃はまだ三者のバランスがよかったんでしょう。結構今聴いても、ゾクゾクします。ジャケットは取り立てて面白くもないし、つまらなくもないですけどね。 
2009.02.18. TARKUS /
EMERSON, LAKE & PALMER (1971)
 
せっかくですから、少しELPを続けましょうかね。他のプログレ・グループと比べても圧倒的にジャケット・デザインがつまらないELPの中にあって、これぞ最低というジャケが、これですかね。・・・子どもじゃないんだから、といったところでしょうか。でも、どの盤も、クラシカルな感性のキース・エマーソンと、美声でフォーキーな曲を出してくるグレッグ・レイクと、人間自体がロックしているカール・パーマーの、三位一体、見事なまでのブレンドがいいんですよ。この盤では、・・・小品「JEREMY BENDER」が唯一好きかな...。ようはあまり好きな盤じゃないんですけどね...。薦めるなってか。 
2009.02.17. BRAIN SALAD SURGERY /
EMERSON, LAKE & PALMER (1973)
 
ECM的な音って飽きるのかもしれません。少し間をおきましょうかね。そこで突然ですがELP!村上春樹氏のエルサレム賞受賞の賛否に関して昨日つぶやきに少々書き込んだものですから、それを記念して...。ELPが自身のレーベル、マンティコアを立ち上げた後の第一弾アルバムです。なかなか凝った特殊ジャケでして、子どもじみているような、シュールなような、当時のポップ・カルチャーを代弁するようなデザインが何とも...。1曲目「聖地エルサレム」の美しいメロディは、一度聴くとなかなか耳から離れません。アナログのSideA にあたる部分、好きでしたネエ...。いやはや、懐かしい。 
2009.02.16.  FACING YOU /
KEITH JARRETT (1971)
 
さて月曜日、頑張って・・・とはいえ、今日は昨日の振替でお休み。少しカラダを休めますかね。そんなときには、ピアノ・ソロで緊張感一杯に・・・では意味ないのですが、とりあえずキース・ジャレットです。まだマイルス・バンド在籍時ですが、時代を先取りするようなピアノ・ソロのアルバムをリリースしてしまったんですね。初期ECMを代表する一枚ですが、十分に緊張感に満ち満ちております。バンドで緊張して、ソロで緊張して、・・・タイヘンな人だな。 
2009.02.15. STANDARDS LIVE /
KEITH JARRETT TRIO (1985)
 
昨日アップの下町音楽夜話は「ECMの音(2)」、読んでみてください。キース・ジャレットに関しては、さほど好きなわけではないのですが、一応聴いておかないと否定もできませんからネエ...。黙って演奏してくれれば、低音が強すぎるわけでなし、別に嫌いなタイプのピアノではないんですけどね。スタンダーズのトリオは、3人とも演奏技術はバランスよく高いのですが、スタンダード集はケニー・ドリューのトリオでいいかもと思わなくもないかな、といったところです。 
2009.02.14. BYE BYE BLACKBIRD /
KEITH JARRETT TRIO (1991)
 
本日アップの下町音楽夜話は「ECMの音(2)」、読んでみてください。先週に引き続きECM的な音の話ですが、今回はキース・ジャレットに絞って書いたものです。ただしあまり肯定的な内容ではありません。いい演奏はいいので、何枚かは持っているんですけどね...。この盤はマイルスの死後13日目に録音された追悼盤ですが、中盤「FOR MILES」あたりは非常に心に響きます。そしてその直後「STRAIGHT, NO CHASER」で唸りまくるあたりで、終わってしまうんだな...。集中力を殺がれるんですよ、どうしても。黙って弾けよ...、といったところなんですね。 
2009.02.13. GNU HIGH / KENNY WHEELER (1975)  少しECMを続けましょうかね。これはケニー・ウィーラーというトランペッターのアルバムですが、実にECM的な音をしていて笑えます。キース・ジャレット、デイヴ・ホランド、ジャック・デジョネットという、ECMオールスターズとも言うべきメンツがバックについて素晴らしい演奏を聴かせております。キース・ジャレットは嫌々だったという話ですが、その割りにいいです。随分アルバムをリリースしているんですけどね、やはりこれが代表作なんですかね...。 
2009.02.12. TERJE RYPDAL / MIROSLAV VITOUS /
JACK DeJOHNETTE (1978)
 
これもECMらしい音の一枚です。高音の伸びがいい上品な音、深めのエコー、あくまでも透明感の高い音です。それでも、ECMの音の個性を決定づけるのは、この難解さというか先鋭的な部分でしょう。何だかんだ言っても、いかにもECMといった一枚です。少し緩めに絃をはったかと思うような音質のギターですが、なかなかいい雰囲気です。 
2009.02.11. SELECTED RECORDINGS /
TERJE RYPDAL (2002)
 
先月来、ECMの音源を多く聴いています。寒い時期には寒い音をというわけでもないのですが、雰囲気は冬です。これはテリエ・リピダルのベスト盤ですが、この時期のBGMには最適です。ノルウェーのギタリストでして、ポスト・パット・メセニーなんて言われてましたが、全然傾向は違います。ニュー・エイジにチョイとジャズのエッセンスを加えたアンビエント系+時々ディストーション・ギターといったところでして、映画音楽にでも合いそうなものです。 
2009.02.10. WORKING ON A DREAM /
BRUCE SPRINGSTEEN (2009)
 
スプリングスティーンのニュー・アルバムです。DVD付きの限定盤ですが、随分豪華な印象の装丁でして、お値打ちな感じがしてしまいます。オバマ大統領の就任にあわせてリリースしたようですが、前作ほど強烈な政治的メッセージがこめられているわけではなさそうです。Eストリート・バンドの演奏はいいのですが、御大は随分大人しく歌っていて、ちょいと肩透かしでした。まあ、この程度でちょうどいい気もするんですけど...。相変わらずグッド・メロディ満載です。 
2009.02.09. PARADISE THEATER / STYX (1981)  10枚目にして、ようやくアルバムがチャートの1位を獲得したこの盤は、「THE BEST OF TIMES」と「TOO MUCH TIME ON MY HANDS」がシングルヒットし、一応スティックスの絶頂期の1枚と言われるものです。しかし、私の中ではもう終わってしまってましたネエ、この時点で。今となっては8枚目までだったかなとまで思っています。まあリアルタイムで買って聴き込んだのはこの盤まで、ということですね。コンセプト・アルバムは当たり前になっていましたが、盛者必衰、諸行無常などというテーマは、こういう場合、後から聴くと虚しい思いをしますから、扱わないほうがいいですよね...。 
2009.02.08. CORNERSTONE / STYX (1979)  79年の9枚目は、「BABE」がついに全米No.1を獲得したメロディアスな1枚でした。他にも「BOAT ON THE RIVER」なども好きでしたネエ。こちらはヨーロッパで大ヒットしたとか。前作と比べると大人しめの内容でして、ロック色が薄れたとは言いませんが、プログレ色は完全に失せてしまいましたね。セルフ・プロデュースで臨んだ初のアルバムでNo.1獲得は、さぞ気分がよかったことでしょう。裏側がパカッと割れる特殊ジャケは紙ジャケCDでもしっかり再現されており、...扱い辛いです。 
2009.02.07. PIECES OF EIGHT / STYX (1978)  78年9月に発売された8枚目「古代への追想」です。ヒプノシスがデザインしたジャケットは何だかイマイチですが、かなりハードロック寄りの中身は、夢中になって聴いたものです。「BLUE COLLAR MAN」「RENEGADE」のシングル・ヒット2曲は、いまだによく聴きます。ただし、ちょいと曲によってバラつきが出始めた気もしましたがネエ。こういうハードロックがチャートにいっぱいいるいい時代だったんですけどね...。 
2009.02.06. THE GRAND ILLUSION / STYX (1977)  77年7月7日に発売された7枚目です。ようやく大ブレークを迎えるわけですが、確かによくできたアルバムです。全曲シングルカットしてもいいような佳曲揃いで、「COME SAIL AWAY」「MISS AMERICA」「MAN IN THE WILDERNESS」あたりは大好きでしたネエ。今聴いてもさほど色褪せてないところはさすがです。プログレ磯が少し薄れ、ロック寄りのフレーズながらも、ポップな曲調が時代の要請にマッチしていたんでしょう。 
2009.02.05. CRYSTAL BALL / STYX (1976)  いよいよトミー・ショウが加入してヒット・アルバムを連発し始めるスティックスですが、ここがその出発点ですね。タイトル・ソングが大好きで、一体何百回聴いたやらという曲ですが、アコギの響きと美しいコーラスワーク、意外なほどハードロックしているエレクトリック・ギターのリフ、この後1980年代にかけて、ヒットチャートを席巻するロック・イディオムの曲の原点です。ボストン、カンサス、スティックス、ジャーニーなど、産業ロックなどと揶揄されても、いいものはいい。だからこそ売れたんでしょ。ホント、大好きなアルバムです。 
2009.02.04. EQUINOX / STYX (1975)  先月、主だった作品が紙ジャケット+HMCDで再発されたスティックスですが、A&Mに移籍したこのアルバムがタイトルそのままの分岐点になったわけですね。まだトミー・ショウは加入しておりませんが、プログレッシヴな要素を多分に残した楽曲と、ポップな側面が絶妙にブレンドされ、一気にクオリティが上がったような印象です。「LORELEI」や「SUITE MADAME BLUE」など、いい曲です。一方で「MIDNIGHT RIDE」のように後々の展開を暗示するようなハードロック・チューンも出てきて、聴きどころの多いアルバムです。 
2009.02.03. COMPLETE WOODEN NIKEL RECORDINGS /
STYX (2005)
 
1970年代から80年代前半にかけて、大ヒットをとばしたスティックスですが、産業ロックと言われて一気に衰退してしまいましたね。残念です。まあ「ドモ・アリガット、ミスター・ロボット」がよくなかった気もしますがね...。これはまだジョン・クルリュースキーがギターで、トミー・ショウも加入していない初期の4枚、つまりファーストから「MAN OF MIRACLES」までをCD2枚に詰め込んだものですが、まだラフなんですよネエ、すべてにおいて。まあ、そこがいいんですけど。この時期のヒット曲「LADY」は大好きです。「G線上のアリア」もいいな。 
2009.02.02. LIVE II / FOGHAT (2007)  さて月曜日、頑張って行きましょう。これはフォガットの名盤ライヴの2作目のようなスタイルでリリースされた、CD2枚組のライヴ音源です。ロンサム・デイヴが死んでしまってからの音源はどうしても魅力的に思えないのですが、まあこのバンドの穴を埋めるのは、それなりのブルースマンでなくてはと思うものの、無名の若手を補充してきました。違和感は拭えないものの、ブルース・ロックやハード・ブギーといったスタイルは変えようがありません。相変わらずパワフルな音で、元気を与えてくれます。 
2009.02.01. PICCOLI NUMERI /
WALTER BELTRAMI (2007)
イタリア人ギタリスト、ウォルター・ベルトラミの2作目のトリオ作品です。元はジミヘンみたいなこともやっていたらしいですが、アンビエントな方向に走っております。なんたら賞の1等賞を獲得してメジャーデビューしたばかりですが、非常にテクもあることから、ジャズ・ギターの世界ではそれなりの注目株となっています。ノリのいいカッティングなんかを期待すると思い切り外されますが、パット・メセニーのフリーフォームとECMのアンビエントを合体させたようなものです。相当気持ちのよいBGMにはなります。
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